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    (震災復興土地区画整理事業の換地設計について)

研究レポート

既成市街地における換地設計について
(震災復興土地区画整理事業の換地設計について)

著者:
岡 雅利
発表年:
2000
団体/大会名:
区画整理フォーラム 2000
概要:

 阪神淡路大震災の際、神戸市の市街地は、耐震性の低い住宅の倒壊や火災による延焼で壊滅的な被害を受け、区画整理事業による復興が行われている。

 弊社は、神戸国際港都建設事業の震災復興土地区画整理事業に携わり、換地設計および仮換地指定業務を行ったため、その課題と対応策について報告する。

<地区概要>

事業名称
神戸国際港都建設事業六甲道駅西地区震災復興土地区画整理事業

区域面積
3.6ha

地区概要
神戸市の中心に位置し、敷地規模60~70㎡の木造密集市街地で、道路・公園などの都市基盤設備の整備が遅れていた。
震災による建物の倒壊や焼失によって住民の多くが住宅を失い、震災前に500近くあった世帯数が3割程に減少。
これら権利者の土地は更地化され、仮換地指定後の再建を待つこととなった。

区画整理事業における整備計画
<公共施設の整備計画>
 防災機能を備えた0.2haの公園を整備し、公園と幹線道路を区画道路でつなぎ、ネットワークを形成することで防災性の向上を図る。
<被災者の住宅対策>
 神戸市の先買地を換地手法により集約し、そこに従前居住者の住宅を建設する計画。

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