平成23年3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震により大きな地殻変動が観測され、当該地域に対し、平成23年3月14日に水準点の測量成果公表を停止しました。
改測作業を同年7月~9月にかけて実施されましたが、平成28年3月までの5年間で、地震後に発生する余効変動による地殻変動の継続的影響が見受けられ、公表されている測量成果と実際の水準点の標高の乖離が大きく、再度、平成28年8月~12月にかけ総延長1、100kmの改測作業が実施されました。
本業務は、その内の宮城県栗原市から岩手県二戸市までの区間延長218kmを実施し、全般的に良好な観測結果を得ることができました。
今回の成果に基づき改定されます水準成果が、震災復興事業へ微力ながら貢献しましたことは喜ばしいことであり、ますますの震災復興事業が推進することをお祈りいたします。